習近平が突如他国訪問、外遊を増やした不都合な真実|外交と国内感染という二重の課題に直面

 


 

中国の国際的な影響力の低下 

 習近平国家主席は最近、海外訪問の頻度を増やしていますが、これは現在中国で流行している新型コロナウィルスがピーク新田する可能性がある真実から人々の注意をそらそうとする取り組みの一環としてみることができますが、実際は困難な状況です。新型コロナウイルスの感染拡大で、中国の国際的な影響力が弱体化し続けています。習近平国家主席が2年以上してこなかった一連の外交訪問を開始し、ウズベキスタンのサマルカンド開かれたSCOサミットでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、バリでのG20サミットに米国と共に出席したと分析しました。またバイデン氏との会談後、サウジアラビアとの巨大な経済・貿易協定に署名するためにリヤドを訪れました。ここ数週間で習近平国家主席は異常なほどの数の外遊を行いました。

専門家の分析によると、習近平は国内のゼロコロナ対策の失敗から注意をそらそうとしていると考えられており、より頻繁な海外訪問は、世界における中国の強さを中国国内の国民に示したいとの意図があります。 問題は、中国が COVID-19 パンデミックに対処するために実施した措置が、15 年前の北京オリンピックで示された繁栄と相対的な搾取とはまったく対照的に、世界における影響力を弱体化させ続けているということです。

習近平率いる中国は国民が現在に不安を感じており、将来に自信がなくなってきています。 中国では高齢者のワクチン接種率が低いため、中国政府は新型コロナウィルスの流行に対処するためにばかげたゼロコロナ政策を採用しました。これは人々の自由を厳しく制限し、中国の経済発展を妨げました。 外国からのワクチンの受け入れを拒否するという中国の政策は、中国の新型コロナウィルス流行による感染の急増という問題をさらにおおきくしています。これらの失策をどうしても国民から目をそらさせたい中国政府と習近平は先ほども述べたように海外訪問を増やすことで話題を別の方向にもっていくという流れを作りたいようですが、コロナの流行を抑えるためにゼロコロナ政策を信じ受け入れ自由を制限されることも甘んじて受け入れた中国国民は徐々に不満を募らせているのが現状です。

 

中国でコロナウイルス感染が急増

中国系ニュースは、中国主要都市での新型コロナウイルスの感染が深刻であると報じたが、白紙運動の勃発後、中国は12月初旬に防疫措置を突然緩和し、感染者数が急増した。世界最大のリスクコンサルティング会社であるユーラシアグループは、中国の高齢者のワクチン接種率は低く、今後数年間で100万人の高齢者が感染症で死亡すると推定しました。

ゼロコロナ政策が解除されたとはいえ、北京などの都市では人通りが少ないのが現状で、会計チェックの長い列がなくなった今、誰もがイブプロフェンなどの解熱剤を買いに薬局に足を運び始めています。イブプロフェンなどの風邪薬の販売量は 1 週間で 430% 急増しました。

リスクコンサルティング会社であるユーラシアグループは、中国政府が将来、流行による実際の死者数を発表しない可能性があると予測しました。 しかし、今ロックダウンを解除することは、低迷している経済を刺激し、中国での新型コロナウィルスの流行のピークが過ぎた後、2023年に中国経済が回復することを可能にするということも同時に予測しました。


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